つれづれ小道

だいたい二次元にいるオタク。鉄道擬人化とか刀剣とか舞台とか旅行などが好き。

「山河令」で粽(概念)を投げられなくて感謝すると共に泣いた話

今日は5月5日の端午の節句ですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
柏餅を食べましたか?粽(ちまき)、食べました?私は柏餅を数日前に食べまして、今晩のお夕飯に粽を食べる予定です。

この3月に軽い気持ちで見始めた中国のブロマンス古装ドラマ「山河令」(さんがれい)が5/3、5/4のコンサートで一旦幕が下りまして、「もしかしなくても、これって『楚辞』じゃん!!!!!!!?」と騒ぎ続けることになった2021年の春の花盛りが終わるのが新暦端午の節句、そして立夏というタイミングに胸がいっぱいの本日です。

 

未だにツイッターで「山河令 楚辞」で検索すると自分のツイートしか出てこないことに笑ってしまうのですが、weiboで検索すると「「山河令」を見て『楚辞』を買った!」って人が存在していたので、楚辞で騒いでいる人もこの地球上には私以外にもちゃんと存在してます!存在してる!

まず、サブCPの男女CPの曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン)という彼が『楚辞』の「九歌」の一節を諳んじて顧湘(グー・シャン)に向かって「(『楚辞』の「九歌」に出てくる湘夫人と同じで)良いお名前ですね」と褒めたりします。山河令コンサートのポスターで曹蔚寧くんは『楚辞』(文字が反転していますが)を抱えているので、それだけ顧湘のこと大好きなんだね!っていうのを象徴する『楚辞』という表現があります。

そして、何といってもメインのOP曲が「天問」という『楚辞』に出て来る一篇のタイトルそのままで、主人公の周子舒(ジョウ・ズシュー)が『楚辞』の作者である屈原を彷彿とさせる話になっています。しかも最終的に“これまでみんなが助けたかった屈原”を実現してくれた作品なのではとなっているんですよ。屈原のような悲劇の主人公そのものになってしまいそうな主人公を助け出してくれたことで、これまでずっと誰も助けられなくて、彼の死を悼んで粽を川に投げるしかなかった我々(主語がデカい)は手に持った粽(概念)を投げることができないんですよ……粽(概念)を投げることができない終わり方に感謝すると共に、粽(概念)を投げられないことに泣いてしまったのでした。

※粽(概念)については後ほどもう少し詳しく書きます。 

 

ちなみに、曹蔚寧が愛の告白的に諳んじた7話と29話の漢詩についてはぷらいべったーにまとめました。

privatter.net

privatter.net

 

「山河令」とは

「山河令」は「天涯客」というBL小説が原作の中国のドラマで、中国は同性愛表現などがドラマでは禁止されている関係で二人の男性がお互いかけがえのない知己になるブロマンス作品として作られてはいるんですが、明らかにラブラブデートですね?みたいなシーンや、台詞を吹替で変えて何とか検閲突破したりとした作品だそうです。武侠モノのスタンダードをとても大切にしながらも、原作の好きなところをドラマにしようという力強さを感じる作品でして!みんな見てくれー!中国語だけどー!

西北の国の暗殺集団「天窓」の首領だった周子舒(ジョウ・ズシュー、阿絮(アシュー)が“江湖”(武侠的江南世界)で温客行(ウェン・カーシン、老温(ラオウェン))と出会い、伝説の武器庫の鍵「瑠璃甲」を巡る大騒動に巻き込まれながら知己となる二人とその周辺の人々のお話です。

暖かな陽射しの下で日向ぼっこをしながらお互いの名前を呼び合って酒を飲みあうという生活を今までしたことがなかった二人の光の描写がとても美しいんですよ。息子(弟子)と三人で旧正月を穏やかに迎える瞬間があったりして、こんな理想的な幸せな時間がいつまでも続いて欲しかった~~~!!!!!!(泣)みたいな気持ちにもなるんですけど、それはそれとして違う結末に落ち着くので倒れます……私は倒れてしまった。

現在、YOUKUアプリまたはYoutubeで視聴が可能。Youtubeは英語字幕は公式がつけてくれているのと、自動翻訳機能で魔翻訳的日本語(笑)で見ることが可能です!

www.youtube.com

 日本語字幕版はそのうち来る予定らしい!配信があることは発表されております(一応今のところアマプラという話です)。日本に来たらみんなたち宜しくね!!!!!!

 

『楚辞』とは

『楚辞』は戦国時代の楚(紀元前11世紀 - 前223年)の地方の歌にのせた詞。戦国時代末に生きた屈原の作品、および屈原を哀悼する気持ちから作られた後継者たちの作品群に付けられたタイトル。北方を代表する『詩経』と比較しても南方的風俗、信仰、表現が盛りだくさんで江南を凝縮した詩。全17巻。内容は悲劇的な憤りと共に神話世界を旅する「離騒」、放逐された屈原が心の憂いを天に問いかける「天問」、彷徨う屈原の魂を招こうとする「招魂」など。後の時代の陶淵明杜甫などが江南を舞台とする漢詩の多くに典拠としている。

屈原とは

屈原(紀元前340年頃 - 紀元前278年頃)は中国戦国時代の楚の政治家、詩人。楚の三大世家のひとつ屈氏の生まれで祭祀を担う家柄。王の側近であったが、30歳前後と60歳前後の二度王朝から放逐され、絶望して川に身を投げて自殺する。『楚辞』の作者として仮託される人物であり、楚の文化面を代表すると共に、政治面での悲劇を一身に体現する存在。

西方の秦VS東方の六国(韓・魏・趙・斉・燕・楚)で対立していた時代。楚の首都である郢(えい)の陥落に至るまでに、秦の計略に何度も翻弄された楚の物語の主人公と言えるのが屈原で、秦の計略を見抜き王へ諌言を試みるも聞き入れられず、首都陥落による祖国の悲運に絶望して、5月5日に汨羅(べきら)という長江の支流に身を投げてしまうのであった―――という国を憂う悲劇の主人公の代名詞。

 

 端午の節句の粽(ちまき)の謂われ

端午の節句に粽を食べる習慣は屈原の命日が始まりと言われています。国の行く末を憂いて身を投げた屈原のために川にお供えとして竹筒に入れた米を投げ入れていたところ、屈原の魂が現れ「川に住む蛟竜(こうりゅう)に食べられてしまうので食べられてません」と主張したので、米を香りがある楝(せんだん)の葉で包み、五色の糸でしばるようになったのが粽の始まりと言われています。


粽を投げるのは国を憂いて亡くなった屈原を弔う気持ちからなんですけれど、それは同時にいつまでも水の底に囚われている屈原を思うことでもあって、「楚」という既に存在しない国が何度も名称が蘇ったのと同じように、いつまでも一人の肩に嘆きの概念を乗せてしまっているみたいなものなんじゃないかと考えてしまうんですよね。『楚辞』が屈原の作であろうがなかろうが、“屈原”という存在が悲劇の主人公のような存在であり続けていることは変わりがないのがとても申し訳ないなぁという気持ちと、他にどうしようもないという気持ちで粽(概念)を良く川(概念)に向かって投げたり(概念)してしまう。

 

 「山河令」の『楚辞』っぽさ

「山河令」の主人公周子舒(ジョウ・ズシュー)が屈原を念頭においたキャラクター設計なのでは?と感じたのは、OPが「天問」というタイトルで世界に憂いを問うているというのはもちろんなのですが、置かれた立場や君主との関係性、そして最後の最後の瞬間ギリギリまでこの世からいなくなろうとしていたところだったりします。

 

温客行(ウェン・カーシン)は色々な漢詩を引用する台詞が多いのですが、まだ変装している周くんに向かって川辺で『楚辞』に収録されている「漁父」からの一節を投げかけたりもしています。

「滄浪之水清兮 可以濯我纓」
書き下し:滄浪(そうろう)の水清まば 、以て吾が纓(えい)を濯(あら)う可く
現代語訳:滄浪の水が澄んだならば、それで私の冠の紐を洗うことができよう

「漁父」は滄浪水という川を渡してくれた漁師が放逐されて放浪する屈原に向かって歌った(という体の)歌で、あんまりにも清く志が高いと行き詰まるからもっと清濁に飛び込んで行こうぜ!追放されたことは大したことないよ!という内容のものです。これを温くんが周くんに投げるエモさ〜!

 

周子舒は王の元でより良い国を作って欲しくてずっと動いてきたのが暗殺集団となってしまって、しかも自分の仲間達も失ってしまった訳です。もうこのままでは居られないと自分の身体に釘を打って余命短い身体になって、西北の国から江南の“江湖”の世界に飛び込むところから始まります。川(概念)に身を投げる感じじゃないですか?などと、『楚辞』的に最初から盛り上がってしまったりしてた。

そんな余命わずかな周くんは“江湖”で温客行(ウェン・カーシン)という知己に出会う訳です。お互いに一人でずっと色々なものを抱えて来た者同士で、その抱えているもののせいで全てを話せなくて心を開くことが難しかったりしていたのが、その重荷を分け合いたいと思うようになったり、関係性もそれぞれの生きる目的も変化していくんですよ!!!!美味しい!!!!!

 

※ここからは大きくネタバレしてますのでご注意ください

 

周くんは王の前から姿を消したのに見つけられてしまって、もう一度王の元へ行く流れがあるんですけど、屈原も楚王朝から二度放逐されているんですよね。『楚辞』の代表作である「離騒」は一度目の放逐の際に書かれたと言われていて、その憤りも勢いがあります。周くんは再び王に対面して話してみたけれど、やっぱり王の元には仕えられないとなって温くんに助け出されて“江湖”に戻って来るんですよ。

温くんの最終的な目標がギリギリまで明かされないまま進んで行くので、お互い知己になっていても、そこでー!?というタイミングで周くんと重大なすれ違いがあったりしてうっかり死期が早まってしまったりするんですけど、そういう流れもあって最後の武器庫に駆け付けた周くんは死ぬ気満々なんですよ!しかも頭に温くんの簪を挿した状態で。

そんな流れになってしまったけれど、温くんは周くんを絶対に死なせたくない。周くんのためなら自分の命を失ったとしても、周くんには生きていて欲しい。温くんも周くんが絶望して死にたがっているというのをずっと気にしていたけれど、最後の最後で一緒に生きたいって言われたのを確認して、自分がいなくなったとしても周くんには生きていて欲しいという選択をする訳ですよ。

いなくならないで欲しい。
その魂をこの世界に繋ぎ止めたい。
それってめっちゃ『楚辞』の「招魂」なんですよ!!!!!!!

これこそ「魂兮帰来」(魂(こん)よ帰り来たれ)ですよ!!!!!!!

最終回の36話って「招魂」なんじゃないのかーーーー!!!!?と大盛り上がりしてしまった訳なんですけど、温くんは今まで私たち(主語が大きい)が悲しい悲しいって粽を投げていたところから周くんを引っ張り上げてくれたんですよね。

大感謝!!!!!!!圧倒的大感謝!!!!!!!!

そして、36話では最後に可能性だけを見せた状態での幕引きになる訳ですが、本編では見せてもらえなかった「大结局彩蛋」(サプライズ最終回)で恐らく「陰陽冊」という経脈をどうにかする方法が書いてある本で、温くんも髪の毛は真っ白になってしまったけれど二人で生き残っていたことが分かります。

「陰陽冊」って何だったんだ?については「大结局彩蛋」を見た直後に考えてみたふせったーがこちらになります。

fusetter.com

ただ、この二人って温くんが周くんを助けようとしている時点で叶白衣と同じように冷たい山の中で氷雪だけを口にすればずっと変わらずに生きていけるけれど、暖かい食べ物を食べたら老化が始まって死んでしまう体になっている。

武器庫は“江湖”から離れた西北の雪と氷に覆われた高い山にあって、二人が出会った暖かな“江湖”からは遠く離れてしまっている。そんなところに閉じ込められて一人残されたらきっと周くんだってどうやって生きて行けばいいんだろうってなったんじゃないかと思うんですよね。自分の為に命を捨てようとしてくれた人がいるから、そう簡単に死のうとは思わなかったかもしれないけれど、そうなると冷たい水の底にずっとひとりでいる屈原みたいじゃんかよー!って泣いてしまうじゃないですか。36話だけで終わったらもう粽(概念)を投げまくりだったと思うんですよね。

でも、周くんは一人じゃなくて温くんが一緒にいるんですよ。暖かな“江湖”の世界で温かい食べ物を食べたり酒を飲み合ったりできなくても、二人でいるからいつまでも神話の世界のようにくるくると仲良く戦ったりして永久に一緒にいられるENDなんですよ。

(ところで、あのくるくる回りながら戦う二人、比翼連理なのでは!?って大盛り上がりした)

今まで私たち(主語がでかい)ができることと言えば粽(概念)を投げながら悼みつつ、悲しい話じゃ~~~ってべそべそするだけだったんですけど、「山河令」は二人で楽しそうにしているので、手に持った粽(概念)も投げられずにありがとう~~~!!!!!て泣く事しかできないんですよ……温かい食べ物を食べてしまったら――山を降りたら二人が仲良く笑い合う姿は見れなくなっちゃうんですよ……お互い以外を失っているからって粽(概念)投げられないよ!となる訳です。そうなると、もう私には倒れて泣くことしかできなかった。


作品がずっと「江湖見」(江湖で会おう)って主張していたので、余計に“江湖”から抜け出ると思わなかったんですよね……あの雪山はずっと抜けることができない輪廻みたいな呪いからの解脱の先の場所みたいなものに見えてびっくりしてしまった。こういう結末になるとは思っていなかったです。

まだ全話放送される前に発売された雑誌のインタビューで、周くん役の張哲瀚さんが「悲劇の主人公と言われていますがどう感じていますか?」みたいな質問に、「自分は悲劇の主人公とは思っていないです」って答えていたのが本当にありがたくて嬉しかったんですけど、お話自体が一人じゃなくて良かったなぁというところにありがとう「山河令」と拝むばかりでした。

 

「山河令演唱会」(山河令コンサート)の構成について

5/3、5/4の二日間に渡って行われたコンサートはこれで役者さん達が「山河令」の世界と別れをする機会でもあったんだなぁとなっているのですが、その構成がとても良かったです。

初日の5/3は結婚式に参列する時の衣裳で雪山に二人が帰って行ったんですけど、二日目の5/4は四季山庄という周くんの故郷に帰って行ったんですよ。話の流れからすると、中盤に四季山庄、最終話が雪山なので逆の構成でも良かったはずなんですよね。それを花盛りの四季山庄で幕を下ろす選択をしたことにとても嬉しくなってしまって。

「山河令」ファンのことは「山人」って呼ばれてまして、見終った後もみんな「山を降りたくない~~~」と言っているところなんですけど、コンサートは山を降りて終わったんですよ。

最後の最後で、短い期間ではあったけれど穏やかに過ごした人里に帰って行ったんですよ。花が満開に咲く人里に帰って行く二人を見て、神様みたいになっちゃった二人が人に戻る瞬間を見せてもらったような気がしてしまって……寂しい気持ちも大きかったんですけど少しホッとしていました。

これから羽ばたいていく周くん役の張哲瀚さんと温くん役の龔俊さんの二人に、温周の二人はこの世界に連れていってもらえるんだなぁというような、今はそんな気持ちになっています。

ありがとう「山河令」ー!!!!!!
こんな状況だけど、春の花盛りの時期に出会った物語として忘れがたいものになると思います。

 

以上、「楚辞楚辞言ってるけど何なんだ?」と周囲からとても不思議な顔をされていた気がするのでこんな盛り上がり方をしていましたという話でした。あくまで勝手な受け取り方なのですが、色々と嬉しい作品でした。

そして、こんな長い文章を読んでいる方がどれほどいるか分かりませんが、ここまで読んでくださってありがとうございました。


以梦为马,天涯再会!

日本語版の「山河令」に出会えることを楽しみにしています。

 

<参考文献>
新書漢文大系23『楚辞』星川清孝著、鈴木かおり編/明治書院/平成16年6月20日
シリーズ中国の歴史②『江南の発展‐南宋まで』丸橋充拓著/岩波新書/2020年1月21日
新釈漢文大系『楚辞』星川清孝著/明治書院/昭和45年9月10日

 

博客來でお買い物したよメモ

ついにという訳でもないんですが、台湾のAmazonみたいなサイト博客來(博客来)でお買い物しました。

買ったのは中華BL小説「魔道祖師」(簡体字:魔道祖师)の原作小説台湾版です。

じゃーーーん!!!

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本編小説1~4巻+外伝1巻です。
4巻だけR18表記が付いている。

ここからは長い前置きです。

ついに日本語吹替えでアニメが地上波で始まった「魔道祖師」ですが、私は周囲がドラマ版の「陳情令」で大変になってゆく様を近くで見ていた側でしかなく、ちょっとだけさわりを知っているだけという状況でして、アニメもこんな感じかぁって見てる状況です。

で、ですよ。

そんな中、アニメが始まる少し前に沼人に久しぶりに会って話す機会がありまして、原作小説を配信していたアプリとかを教えていただきました。

小説配信サイト:普江文学城(https://www.jjwxc.net/
※これはHP版だけど、日本のAPPストアでアプリをダウンロードできます

ただ、「魔道祖師」は既に紙で出版されている関係なのかアプリでは読めなくなってまして、同じ作者の方の最新作「天官賜福」(簡体字:天官赐福)をとりあえず読んでみることにしました。

dic.pixiv.net

近頃Pixiv百科に細かく書いてくださっている方がいてありがてー!

この「天官賜福」、中国では去年の秋にアニメ一期が放映されたばかりで、1話だけは無料で見れるということで実は一度見てみたんですが、1話だけだとぶっちゃけ話が全く分からん!!!そんな感じなので、一度見てそのまま放置してました。ただ、主人公は困ったときの笑い方とか好きな気配がするぞ~!とは感じていた。

bilibili動画のサイト。1話はいつでも見れます。
www.bilibili.com

1話だけ見ても全然意味分からんけど、世界観はちょっと分かるし、少しだけ読み進めてから見ると滅茶苦茶盛り上がるので、ちょっとだけでも気になったら原作小説読んで欲しい。仲間が欲しい。

 

今まで中国語のWEB小説というのを読んだことが無かったので、そもそも自分のレベルで読めるものなのかが疑問でした。ひとまず無料で読めるはじめの20話を読んでみて、そこから先を課金するかどうかと、「魔道祖師」の原作にチャレンジするか決めても良いなと読み始めました。

「天官賜福」めっちゃ面白いんですよ!!!!!!!分からない単語とか、見たことがないスラングとかたくさんあるんですけど、ちょいちょい調べながら読んでまだ95章まで読んだところなんですが、本当面白いんですよ!たぶん往年のファンタジーやおいが好きな人は好きだよ!「嵐のデスティニィ」を思い出しながら読み始めましたが、同年代にも読んでる人が少ないので説明が難しい!少女漫画BLファンタジーギャグも激重過去もあるよ!みたいな感じでしょうか。読み始めた時は、外伝入れて252章まであるという事実に心が折れそうでしたが、これはいけるのでは!?となっています。

ちょうど「天官賜福」を読み始めた頃に、アニメ一期が期間限定で無料で見れることに気付きまして、数日で11話まで駆け抜けたんですけど、攻めの花城くんの別の姿の三郎くん(見た目年齢16,7歳)が大変にヤバいです!!!そのカワイイ顔で「哥哥」(お兄ちゃん)は販促……じゃなかった反則ですよ!聞いてねーぞ!!ってのた打ち回ったので、機会がありましたらぜひ聞いてください。世界の鬼王強火担年下攻め可愛いかよ!しかし、アニメ化したの29章までってことは、アニメで完結するのいつなんですかね。

「魔道祖師」もアニメはまだ完結しておらず、話を聞く限りもしかして原作小説を読むか、ドラマ版の「陳情令」を見てからアニメの方が自分に合ってそうだなぁというのを感じております。それと、「魔道祖師」の原作小説は日本語翻訳が今年の5月に発売されるのが決まっているので、それまでに少し中国語で読んでみたいという気持ちもあり、台湾版の紙の本を買うことに決めました。

 なお、なぜ大陸版ではなく台湾版を買うのかというのは他の方が詳しく書いてるとは思うんですが、大陸だとエッチなものがNGという!まぁ、みんな色々なアレをして見てるのは知ってるがな!というお国柄事情ゆえ、繁体字縦書き版に挑むことになるのです。繁体字読み慣れないけど、ぱらぱらした感じ何とかいけそう。

ここから本題の博客来のメモです。

<料金>

「魔道祖師」1巻:248TWD+海外郵送費144TWD
「魔道祖師」2巻:248TWD+海外郵送費144TWD
「魔道祖師」3巻:248TWD+海外郵送費144TWD
「魔道祖師」4巻:248TWD+海外郵送費145TWD
「魔道祖師」外伝:165TWD+海外郵送費173TWD

合計:1907TWD
(日本円:7,331円 1TWD=3.844257円)

 

<期間>

発注日:2/5(金)
海外発送開始:2/8(月)
日本(NRT)到着:2/10(水)
配達完了:2/11(木)

 

改めて確認してもとっても早い!それに、日本に向けて発送されてからもちゃんと発送元の案内が来る輸送会社のサイトで最後まで追跡可能です。
taobaoを考えると、送料を別に払ったりとかもないですし、日本国内でネットショッピングするのとほぼ変わらない感じです。
ちなみに、日本国内の配送会社は佐川でした。佐川さんは海外配送会社との契約多そうですね。

ちなみに、到着時の中身もこのような感じで、とてもしっかりしてました!

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安心の梱包!段ボールもめっちゃ綺麗!ほんとに海外から来たんか!?ってなる。
そもそも、ぐるぐるにビニールで巻かれていないことに感動したりしていた。やはりあれは大陸的な梱包なんでしょうか。まぁ、中身が無事なら問題ないんですが!

 

弊TLでは羅小黒戦記をきっかけに中国語始めた方とか中華BLの方にわーっ!てなってる方がちらほらいらっしゃるので、台湾から何か買うなら結構簡単にいけるぞ!っていうメモでした。

「我是白龙」(私はハクだ)

noteからの引っ越しどうしようかなと思って、ひとまずはてなさんにやってきました。続くか分かりませんがよしなに。

 

タイトルは「千と千尋の神隠し」のハクの台詞です。

ここのところ、「羅小黒戦記」の吹替、字幕などの話からこの台詞のことを良く思い出すのでメモをしておこうと思って書きに来ました。

どの言語同士も翻訳というのは100%原語そのままを表現できるものではないというのは大前提だと思います。ただ、その中でも中国語と日本語は共通で漢字を使っているということが良い効果をもたらすことも、逆に遠ざかってしまう効果をもたらすこともあるのかもしれないなぁと思うことがあります。

日本語では同じ音同士の漢字が中国語ではそれぞれ別の読み方をするということがありますし、漢字は共通でも意味が同じ場合と違う場合などとあり、文字が共通である故の罠みたいなものがあるのかもしれないと思うわけです。

 

千と千尋の神隠し」(中国名:千与千寻)は中国でも見たことがある人が多い作品だと思います。もう15年ほど前のことですが、北京のCDショップで「千与千寻」のVCD(CDに映像が入っているもの)を買いました。この千と千尋は中国語吹替版で、日本語は一切含まれていないものでしたが、元の映画を何回か見て台詞はだいたい覚えているので中国語吹替版を良く見ていました。

ハクの声優さんの声は中国語もかっこいいなぁとか、その他の方も原作の雰囲気そのままでいいなあなんて見ていた訳ですが、一点どうしても気になっていることがありました。それはハクの名前です。

※ここから先は千と千尋のネタバレだけどみんなもう見てるよな!?という前提で行きますので宜しくお願いします!

 

まず千尋は湯婆婆から贅沢な名前だと「尋」という名前の漢字を奪われて「セン(千)」と呼ばれるようになります。つまり、ハクも名前の一部を奪われている可能性があるということが冒頭で示されています。

 

そして、千尋と出会った時に「私はハクだ」という場面。ここで、ハクは「我是白龙」(wǒshìbáilóng)と千尋に言います。

ちょっと待ってくれ!出会ってすぐに自分が竜であることをバラして良かったのか!?とはちゃめちゃに動揺してしまいました。それは後のお楽しみなのではー!?と。そして、ハクが竜になった状態で傷ついて千尋の元へとやってくるシーンに到ります。

千尋が「ハクー!」と思わず呼びかけてしまってから、あの白い竜がどうしてハクだと分かるのだろうと思ってしまっていそうな「え、ハク?」というあのシーンです。

「白龙ー!」と文字通り白い竜に向かって千尋が呼びかけます。そうだね、白い竜だもんねとなります。つまり、中国語ではあれがハクだとは思わなかったのにどうして分かるのだろうという感情はもちろんあるのですが、最初に出会った時にハクが竜であると自己紹介済みな訳です。

そして、ハクの名前は「白」という漢字を充てる名前ではなく、「ニギハヤミコハクヌシ」の名前の一部を奪われたせいでハクとなっていたことがわかります。漢字で表現しようとすれば、「白」(bái)ではなく琥珀の「珀」( Pò)という名前になってもおかしくなかった訳です。

 

このような状態で、なぜ中国語吹替では「白龙」を名乗らせたのだろうかと勝手に考えることになりました。

・「我是~」で名前を言う場合、一文字の名前を名乗ることは少ない。基本は姓名で名乗る。「我是白」ではちょっと落ち着かない気がする。

千尋の「セン」の中国語名は「小千」、リンは「小玲」など小が付く。しかし、小はある程度偉い立場のハクには相応しくないのかもしれない。老はもっと違う気がする。

・じゃあ大を付ければいいのかといえば、「我是~」と自分で言うのに変な気がするし、そもそも見た目が子どもなので大は違う気がする。

・日本語のハクが白の音読みなことと、ハクが白竜であることは密接に関わっている気がする。

・竜が川の神様であることは日中ともに共通(仔細については異なるが水の神であることは確か)⇒川の神様の琥珀主が本来の姿であることへ繋がるので、竜を押し出すことはそんなにおかしくない気がする。

 

ちなみに、蛙達などが「ハク様」と呼ぶ時は「白先生」(báixiānshēng)と呼ばれていました。先生というのは日本語の教師などを指す単語ではなく、男性への尊称です。「大人」でも良い気がするのだが、やはり子どもに向かっては使わないのだろうか。あくまで湯婆婆の下についている弟子的存在だからだろうか。

 

中国語しか分からずに見ている方は、ハク(白龙)がニギハヤミコハクヌシ(赈早见琥珀主)の名前の一部だったということは分からないまま見終えてる可能性が高いんですよね。気になる方は見終った後に、日本語ではどうだったかを確認しているかもしれませんが。

 

そんな感じで、どう翻訳するのが相応しかったのだろうかと考えたり、どのように考えて翻訳したのだろうかと考えたりする初めての問題はこの「我是白龙」でした。

 

そして、中国語⇒日本語の吹替は日本語の方がどうしても音数が多くなる関係でかなり略せざるを得ないということを「羅小黒戦記」で実感した今になって思うのですが、逆に日本語⇒中国語の吹替は中国語にとっては音数が多すぎる可能性がある訳です。

「ワタシ/ハ/ハク/ダ」は7音節4単語、「wǒ shì bái lóng」は4音節4単語です。この辺りの音数の問題も随所にあったのかもしれないなぁと、勝手に今更ながらの納得などをしている昨今です。

 

 こういう言語の行ったり来たりは楽しくていつまでも遊べてしまうんですよね、という話でした。

字書き表紙デザイン経過備忘録

表紙のデザインが苦手です。めっちゃ苦手!そもそも絵が描けない上にphotoshopは良く分からん機能がいっぱいだなぁと思いながら地道に課金をして使い続けて何年だ……最早二桁年に突入しているのではあるまいか?という文字書きですが、未だに毎回右往左往してしまう。そんな訳で、数ヶ月ぶりに同人誌を作るにあたり、表紙を作った時の経過をまとめておけば次に作る時に考えるヒントになるかもしれないと思い立ち、経過をまとめてみました。

具体的な操作の仕方というよりも、どのように考えて作っていったかという思考の経過が主な内容です。

利用ソフト:Photoshop CC

1.今回作る本

・二次創作BLカップリング短歌集(手直し再録)
・花にまつわる短歌が多め
・海と空が題材の短歌もある
・SS名刺メーカーさんのうたの短冊メーカーで短歌と写真画像を組み合わせたものをツイッターに投稿したまとめ再録本なので、写真も本文に入れたい
・タイトルは「花謡集」(かようしゅう)

2.表紙作りの構成要素

普段は小説本を出しているのですが、短歌の同人誌を作るのは初めてです。短歌集なら両手に収まる文庫本が良いだろうということで、A6サイズ(文庫サイズ)に。利用したい印刷所が標準でカバーと帯が付いているのでカラーカバー、帯付きを作成することに決めました。表紙作りと銘打ちましたが、まずは一番最初に目に入るカラーカバーになる部分の作成ということになります。

カップリングのイメージは「海に到る」※あくまで個人の見解です
・花の歌が多いので花を押し出した方が良さそう?
・再録集なので小さな積み重ねをまとめたものという印象が欲しい→結晶のイメージへ

<カバーに載せる文字要素>
・タイトル
・二次創作カップリング名
・短歌集であること

3.カバー表紙を作る(案その1)

上記の要素をまとめて作成したカバー表紙案その1はこちら。

写真 2020-07-11 10 34 11_72

全体的にうるさい!!タイトルが読みにくい!!!
ちなみに、メインタイトルの文字デザインはこの「同人誌デザインチュートリアル」さんにお世話になりました。商用不可ですが、BOOTHでタイトルデザイン素材を販売されていらっしゃいます。メインタイトルは「刻明朝」にダウンロードしましたニョロッとした素材や草っぽい素材などを組み合わせています。

結晶の形は正六角形に近いものだと面白味が無いなぁと感じて左右対象でない形にしました。何か良いアイデアはないものかと覗いていたCanonさんの「おうちで作る同人誌」の表紙テンプレート、「タイトルだけ伝えたいノート風」の形をお借りしています。

花の写真は自分で近所の公園で撮った写真をPS Exspressというphotoshopスマホ用画像編集アプリで適当にキラキラさせました。

この時点でいつもデザインを頼んだり、デザインなどで困ると泣きつく友人にどうよこれーーーー???と画像を送りつけてアドバイスを求めました。

<もらったアドバイス
・タイトルは読みにくいので、文字を枠の外に出してみるのはどうか。
・画面の要素のバランスが同等でとっ散らかって見える。
・海か花のどちらかをもっと引き算した方が良い。
・海のイメージのグラデを作るか、花の結晶を形だけ残して少し花を散らすだけもありだと思う(文字デザインが既に花の要素が強い)
・散らすというのはバランスなので、中にある話の数だけ小さい花を用意してみるなどはどうか→YOU NICE HEAD!!!!ってなった。

4.カバー表紙を作る(案その2)

アドバイスを元に第二案を作成した結果が以下です。

写真 2020-07-11 14 02 51_72

色んな要素を諦めたら、一気に落ち着いた。
だいたいグラデ!!!!グラデはいいよね!!!※便箋ではない

綺麗なグラデーションはレイヤーを何枚か重ねると良いと以前別の本を作った時に同じ友人に教えてもらってからは苦手具合が少し軽減された。とはいえ、グラデづくり難しい。

<変更点>
・夕焼け色の海と空→同系色のグラデ
・花の写真→緑色だけ残してグラデで結晶っぽさを増やす
・花を散らす→散ってない

ここまでやって改めて「散らすとは!?」となるものの、小さい小花が良いと思うよと言われたので、何とか小さい花をどうにかするしかない(課題)

しかし、「散らす」って難しいですよね。「この辺りに星が散ってるといい気がするなぁ。散らねぇなぁ」っていうことを繰り返して来た同人人生ですよ。

5.帯を作る

今回お願いする印刷所は帯が標準で付けられる印刷所だったので、帯を付けます。表紙に花を散らすことを諦めつつあったので、ここで帯に花を散らせばいいのではと思いつきます。

とはいえ、やっぱり散らすってわからーん!

そこで、散らすのを諦めて、帯なら花柄模様を背景のようにしてもいけるのではないかと考えました。帯用紙をトレーシングペーパーを利用することにしたので、少し透けるであろう予想図になりますが、作ってみた帯はこちら。

キャプチャ5_72

花の素材を散らしまくるという実にアナログな作業!雰囲気は悪くない気がするけど、いまいち!

という訳で、花柄の素材を探した方が無難なのではと思って探してきたものを貼り付けたのがこちら。

カバー1帯有り_72

散ってるというか密集してるけど、こっちの方が良さそう!

ちなみにこの花柄は色を変えて、春夏秋冬に並べた短歌の季節ごとのページに挟み込んで季節の区切りを出すために本文にも使うことにしました。

6.本体の表紙を作る

外側のカバーと帯がだいたい決まったところで、カバー下の本体の表紙を作ります。市販の文庫本らしさを感じるものにしたかったので、枠を使ったものにしました。中表紙と共通デザインです。

まずモノクロ、グレースケールで作成した中表紙はこちら。

画像10

枠デザインは同人誌デザインチュートリアル様のダウンロード素材の枠に、四隅の内側に葉っぱのようなデザインを付け足したものです。

表紙用紙は市販の文庫本感を出すために、色上質紙(特厚)にすることにしました。色は悩みましたが、明るめの黄色のレモンにしてみることにします。

問題の本体表紙ですが、こちらもカラー印刷が可能なので、黒で印刷する必要は無いことに気づきました。しかし、あまり派手にしたい訳では無い。

そこで、枠の色を濃い紺色にしてみることにします。

花謡集hyoshi統合_72

比べてみないと分からない程度ですが、紺色だと上品さもあっていいのでは無いでしょうか?たぶん。

ちなみに、紙色のイメージに載せるとこんな感じ。

A6縦-表紙_背幅08.0mm_72

市販の文庫本ぽさがあるー!(自画自賛

紙色があると表紙感が出ていいですね。あくまでイメージなので、実際の印刷とは少々変わることが予想されますが、一度紙色に乗せてみるとイメージが湧いて良いですね。

ここで再び「そうだ、今回はカバーがあるけど表紙もカラー印刷可能なんだった!」ということに改めて気づきます。つまり、花を散らすのは外側のカバーでは無くカバー下の表紙にでも良いのではあるまいか?ということに気付いたのです。

そう考えて、枠の下に桜の花吹雪の素材を重ねてみましたのがこちら。

A6縦-表紙_背幅08.0mm_hana72

散ったー!
ついに、花が散った!!!!
ありがとう桜の花吹雪素材!

便利な世の中になりました。という訳でこのような本体表紙にすることが決定しました。

7.表4(裏表紙部分)を作る

カバーにも本体表紙にも裏表紙が必要です。普段載せている情報は発行日やサークル名、本の内容(◯◯二次創作など)です。

今回、表1(表紙部分)にジャンルとカップリング名は載せていますので、何を入れようかなと悩みました。

以前、オリジナルBL本を文庫サイズで作った時に、「飛上文庫」というサークル名を使った架空の文庫レーベルぽいものを入れたことを思い出したので入れることにします。

<裏表紙の文字要素>
・本の発行日
・文庫名

以上の要素を使って裏表紙部分のカバーを作ります。
結晶をイメージした六角形の中に文庫名、本の発行日を入れました。

カバー4帯無し_72

六角形のレイヤーを2枚コピーして、コピーした六角形をそれぞれ左右上下に少しずつずらしただけという、大変雑な六角形×3の枠ができました。

また、六角形だけでは寂しい気もしたので、英語で短歌集の説明を追加しています。英語が合っているのは深く考えないことにしますが、英文を入れると何となく空間が何とかなる気がします(テキトーな理論)。

本体の表4(裏表紙)はカバーのデザインと同様にすることにしました。色だけ紺色に変えています。

画像10

8.背表紙を作る

本のページ数が決まったら背幅を計算します。それぞれの印刷所に計算するための情報があると思いますので、それに則った形で計算します。

本体、カバー、帯と紙が重なるにつれて少しずつ幅が広くなりますのでその点は注意が必要です。テンプレートがあればそれに載せるのが一番安心ですね。

<背表紙に入れる文字>
・書名
・作者名
・文庫名

以上を背幅に合わせて入れます。

9.完成

あとは、データを統合すれば完成です!

カバー:マットコート(ユーライト)110kg+マットPP

カバー背表紙あり_72

帯:トレーシングペーパー(白)
※表4(裏表紙部分)には、春夏秋冬の短歌の抜粋と「花と季節を巡る短歌 五十二首+短文三編」という説明文を入れています。

A6縦-帯_背幅09.0mm_72-2

本体表紙:上質紙(レモン)
※実際の入稿データは紙色のイメージ部分以外の入稿

表紙背表紙あり_72

以上で、カバー、表紙、帯のデータが出来上がりました!
中身が無いと本はできないものの、外側も作ると楽しいよね!という心意気で作ってみた一冊です。

でもまあ、同人誌の表紙なんてタイトルさえあればいいんですよ!という気持ちも勿論あります。それはそれとして、立体物を作成するという楽しみが少しでも味わえればいいなと改めて感じる表紙作りでした。

実際の印刷状況などによりデータからの印象とは変わってしまったー!となることもありますが、そのあたりのことは実際印刷したらどうだった?という印象をまとめてみたいところです。

 

 

羅小黒戦記にハマってタオバオでお買い物したよメモ

突然ですが、淘宝网(taobao、以下タオバオ)で中国から買い物をしました。買ったのは以下の3点。

・『蓝溪镇』(『藍渓鎮』羅小黒戦記の外伝 漫画
・「罗小黑战记」角色人偶 无限 毛绒 换装娃娃公仔
 (「羅小黒戦記」無限 着せ替え可能 ぬいぐるみ
・「罗小黑战记」小黑皇受基础款坐姿 毛绒玩偶娃娃
 (「羅小黒戦記」小黒 ぬいぐるみ

もしかしてこれは人生で初めての個人輸入なのでは!?と楽しくなってしまったので、タオバオを使うことになるまでのとても長い前置きとタオバオを利用した際の金額や日数などのメモを書きました。

【2020/11/05追記】この記事を書いた時には来年の夏と言われていた映画「羅小黒戦記」の日本語吹替版がなんと2020/11/07に全国で公開です!

映画 『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』 公式サイト 「ロシャオヘイセンキ」日本語吹替版制作決定 11月7日(土)より全国公開 luoxiaohei-movie.com

4DXもやるってよ!驚きの展開!とりあえずまずはお近くの劇場でぜひ楽しんでいただきたい!!!!鬼滅の密ダイヤに良い音響の時間帯は朝早かったりで厳しかったりするけど、普通の音響でも映画館で見るのがオススメ作品なので!というか現状日本では映画館でしか見れるようになってないので!ぜひー!頼みますー!なんと、円盤の発売決まってません!!!中国では円盤発売予定ありません(って監督が言った)!!!!中国語も日本語吹替も日中字幕も入った円盤とサントラを買わせてください!!!!なにとぞー!!!!

タオバオの話だけ読みたい人は★マークのところまでずーっと読み飛ばしてください。

タオバオするまでの羅小黒戦記などの話

そもそもの前提をお話しすると、私は現在日本に住む日本語を話すオタクです。大昔の大学生の頃に北京に少し留学したりもしたので中国で作られ中国語音声のアニメーション映画「羅小黒戦記」(ロシャオヘイセンキ)も多少聞き取れるという感じです。

公式サイトはここだ!「羅小黒戦記」公式サイト

錆び付いた中国語が火を吐くぜ!むしろ吹いてくれ!頼むよ!俺の萌えの為だー!てなる日々です。上映館がもう今ほとんどなくなってしまったのですが、川崎チネチッタが7/9までは上映期間が延びましたので宜しくお願いします!来年の夏に吹替版の上映が決まっていますが、中国語の声優さんもとても良いし、中国語のエモい台詞も沢山あるので!
(※なんと、当初の話よりめっちゃ早い2020/11/07に「羅小黒戦記」日本語吹替版が全国で公開されます!(https://luoxiaohei-movie.com))

それにしても最近の私のTwitterのTLを流れてゆくコンテンツは多国籍多言語で楽しいです。自粛期間で映像作品などを見始めやすかったり、イベントが無くなったりしたせいもあると思う。ご多分に漏れず私も自粛期間に色々な作品を見たし、新たにソシャゲの「魔法使いの約束」(まほやく)と「TWISTED WONDERLAND」(ツイステ)を元気良く始めて楽しく魔法使い反復横跳びをしていたりします。ツイステの二次創作も英語やタイ語のものが流れてくるのもとても楽しい。私は日本語で書いて日本語を主に読む訳ですが、羅小黒戦記の感想とか二次創作は中国語が多いので多少でも中国語読めて良かったなぁとなります。T-34(?)辺りにハマってロシアでのテレビ放送がー!とかヨーロッパのAmazonと格闘している方もいるのでみんな楽しい弊TL大好きだよ!

タイといえばこの自粛期間で個人的な予定外No. 1は「2gether the Series」というタイBLドラマがとても楽しかったことです。今は日本から公式YouTubeが見られなくなっているのですが、「2gether」として日本展開が決まっているので見れるようになったらぜひ見て欲しい!毎話、息をつかさぬ勢いで少女漫画の王道のような美味しい設定を次から次へと口へ詰め込まれて、Sarawatー!Tineー!て萌え転げつつ叫んで見るしかなかった。日本展開の際は見て欲しい良質なBLドラマでした。みんな可愛いかった。

それはさておき「羅小黒戦記」です。羅小黒戦記を初めて見たのはコロナのコの字もまだ耳に入っていなかった2019年12月1日。東京都写真美術館のシアターに友達と誘い合って見に行ったのが最初でした。中国語はだいたいしか分からないので、リスニングに限界を感じながら、そしてこれでも良くなっていたらしい日本語字幕を追いかけながら大変に萌え転がり、周囲に見てくれー!と言いまくることになった年の暮れ。そして直後の12月中頃に上海出張があり、無理やり本屋に駆け込んで羅小黒戦記のwebアニメのコミック1巻を手に入れました。
もう一度見たい気持ちに耐えきれず観に行った2回目は12月22日のユジク阿佐ヶ谷さんでした。ユジク阿佐ヶ谷さんは夏で休館が決まってしまったのが寂しい。このコロナが無ければいろんな作品を見に行きたい映画館でした。羅小黒戦記のスタッフの方が来日した際に描かれた黒板アートも見られてとても良かった!しかしながら問題はこの時にグッズを買っていなかったということなのです。当時はパンフレットを手に入れてキャッキャと楽しんでいる程度でグッズまで手が出ず……後にこれがタオバオに手を出す一因となるのであった。

その後、2月28日から川崎のチネチッタでも上映が決まったと発表があったのは2月8日。チッタちゃんで見れるなんてやったー!と喜んだ少々後だったでしょうか、コロナの影が現れました。グッズの販売はチネチッタでもあったものの、すぐに劇場に行くことができず、辿り着けた時にはグッズは残りわずか。小黒のぬいぐるみは買えたのですが、無限のぬいぐるみは売り切れで買えませんでした。「羅小黒戦記」をきっかけに「魔道祖師」(及び陳情令)の沼にずぶずぶの方にタオバオなら無限ぬいぐるみの在庫あるみたいだよー!とは教えてもらったものの、物流も不安定な時期になってしまったし、様子を見ようということでそのままになっていました。

「羅小黒戦記」は元々はネット上で公開されているWEBアニメーションで、映画はWEBアニメの4年前の話になります。そして、その更に400年くらい前の話の外伝漫画の「蓝溪镇」(「藍渓鎮」)が博客(weibo※中国のTwitterのようなもの)上で連載されています。この藍渓鎮が紙の漫画として発行されたことが今回タオバオを使おうと思った一番大きな理由です。日本の中国専門書店でも輸入書として販売され始めましたが、手間もお金もかかるのは当たり前なので値段はそこそこ良いお値段。
(でも、面倒なことしたくない人にはオススメです!と紹介しようとしたら通販はもう無かったので、取り寄せをお願いすればできるかもです。神保町の内山書店さんは羅小黒戦記のWEBコミックスの漫画と公式同人誌の在庫は今もあるようです。)

TAOBAOで少し検索してみると、関税がかかるのは一定金額(1万円?)以上とのことだったので、品数少なめでチャレンジをしてみることにしました。

★淘宝(taobao、以下タオバオ)を利用した話はここから

まずは、先にかかった金額と日数のメモです。

<注文内容>
・①『蓝溪镇』(『藍渓鎮』羅小黒戦記の外伝 漫画) 24.90元(元値49.8元)
・②「罗小黑战记」角色人偶 无限 毛绒 换装娃娃公仔 119.0元(元値128元)
 (「羅小黒戦記」無限 着せ替え可能 ぬいぐるみ)
・②「罗小黑战记」小黑皇受基础款坐姿 毛绒玩偶娃娃 63元(元値66元)
 (「羅小黒戦記」小黒 ぬいぐるみ)

総重量:1.019kg
品物代合計:206.9元
日本への送料:92元

<実際の支払い>
6月16日(火)品物代+手数料(?):
 213.11元(日本円 ¥3,296 (1CNY=15.466191円) )
6月21日(日)日本への送料+手数料(?):
 94.76元(日本円 ¥1,457 (1CNY=15.375685円) )
費用合計:日本円 ¥4,753

<経過>
6月16日(火) 注文、品物代支払い
         ①が北京から上海へ出発
6月17日(水) ①が北京から上海へ到着
         ②が深圳から上海へ出発
6月18日(木) ①の海外発送業者へ受け渡しが完了
         ②が中継地点の虎門へ到着
6月19日(金) ②が上海へ到着
6月20日(土) ②の海外発送業者へ受け渡しが完了
6月21日(日) 送料決定後、送料支払い
6月23日(火) ①、②をまとめる作業、日本への発送準備完了
~ここからの経過は荷物到着するまで不明~
6月25日(木) 関空近くの佐川の営業所に集荷
6月26日(金) 都内営業所に到着、配達(不在の為持ち帰り)
6月27日(土) 受け取り完了

タオバオのサイトはここで、全て中国語です。
基本的に書いてあることの指示に従っていけば問題ないです。ただ、本当にクリックして確認できたりする場所が多いのでゆっくり読むといいと思います。

まず、アカウント作成ですが、携帯電話の番号が必要です。日本の電話番号でOKです。現在の中国のSNSやインターネットサービスは基本的に携帯電話の番号と紐付けられ、SNS認証が標準的に行われているようで、複数アカウントを持てなくし、管理しやすくしているという話ですがどの程度管理されているのかは謎。ここにまず抵抗感を覚える人も多いと思うのですが、私の場合は仕事の関係で微信(WeChat※中国のLINEのようなサービス)やQQ(中国のスカイプっぽい感じ?)のアカウントを作成するのに入力済みなので今更だなー!というところだったのでサクッと作成。

今回は関係なかったのですが、電化製品は基本的に輸送は難しいと思います。taobaoで検索すると海外発送ができなくて返品したという話も出てきますが、中国は私が留学していた昔から電化製品などの移動については厳しかったと記憶しています。CDなどの記憶媒体もNGです。もし海外発送ができない商品の場合、ショップから返品・返金するかどうかの連絡が来るらしいです。

輸送状況は「查看物流」というボタンを押すと経過が出てきます。注文の詳細は「订单详情」を見れば出てきますが、やはり中国を出発してからの状況は届くまで分からないようです。

1.注文

実際のお買い物の仕方は、品物名で検索すると楽天のようにいろんなショップが出てくるようになっています。各ショップから買い物かごへ入れられて、まとめて決済、発送ができます。Amazonマーケットプレイスで買い物した物がまとめて海外発送されるようなイメージでしょうか。

欲しいものは①『藍渓鎮』一冊、②「羅小黒戦記」の無限ぬいぐるみ一体だったので、それぞれ検索しました。

①『藍渓鎮』は発売日から少し経っていたせいか、タオバオ公式は在庫なし。タオバオ公式を含めて大幅な割引がされている商品がたくさん出てきましたが、他の書店アカウントも在庫なしか定価に近い金額が多数。検索して出てきた書店の中で少し割引していた書店のショップに決めました。

②「羅小黒戦記」のグッズは制作会社が公式アカウントを持っていますので、そちらで買うことにしました。ちなみに、6月27日から日本の配給会社が日本で公式通販を始めています。惜しかったー!とはいえ、送料を含めてもタオバオで買った方が安かったです。そして、折角買うのにぬいぐるみひとつでは寂しいなと思って、「羅小黒戦記」の小黒の猫型のぬいぐるみも購入。

2.決済

カートの中身から買いたいものをチェックを入れて決済へ進みます。支払いは中国国外で発行されたカードも利用できます。私は日本発行のVISAのカードを利用。決済時のレートで支払いになります。

カード決済には「支付宝」(アリペイ)を利用しての決済となりますので、「支付宝」への登録も必要となります。カード情報、個人情報、数字6桁の暗証番号を登録して、決済を進めます。

今回は関税がかかりませんでしたが、関税がかかる場合は荷物を受け取る時に着払いで払うと見かけたので、大きな金額のものを買う時は注意が必要そうです。関税は1万円以上のものは確実にかかっているようです。関税を払ったとしても割安になるようなものを買うのはありかもしれないです。今回は5,000円以下の少額だったのでかかりませんでした。

3.送料

送料は中国国内は10元くらいのようですが、日本への発送の場合、重量によって送料が変わります。品物が確定した段階で別途料金が確定します。

送料が確定すると送料支払いのボタンが出てくるので、そこから支払いを完了させます。こちらも品物代と同じように「支付宝」での決済です。決済が終わると日本への発送がされるようになっているようです。

4.到着

そんなこんなで届きました品々です!じゃーーーん!!

写真 2020-06-27 10 51 00

かわいいいいー!!!!!

上部が②のぬいぐるみ2体。右下の本が①の『藍渓鎮』漫画。
その他は②の羅小黒戦記の公式ショップからのオマケのポスターやカードなどです。それにしても、着せ替えぬいぐるみは全身脱がせられる上に、何故か乳首に♡の刺繍がされていて、知ってはいたけど何故ー!!!ってなる。日本でもこういうの作ろうぜ!

ちなみに、我が家に届いた状態はこんな感じ。

写真 2020-06-27 10 13 11

中々なぐるぐる具合。開けるの大変だった。
こんな感じなので、漫画は端が少し歪んでしまっていましたが、まあご愛嬌という範囲でしょうか。

所要日数、約10日間で初めてのお買い物完了しました!どういう経過をたどるのか分からなかったのでドキドキしましたが、無事に受け取れて良かった!他にも日本で買えないグッズなども色々あるので、またチャレンジしたいです。

レッツ!自己責任で楽しくショッピング!!!!